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―情報収集の「トークルーム」―
大曽根.一応、共感を得られるっていうだけじゃなくて、同じような立場の人が集まるので、情報収集ツールとしても、もちろん使っていただけるかなぁと思っていて、もうひとつ、話に出てなかった機能でいくと「トークルーム」って機能がありまして、その共通のテーマの中の「トークルーム」で色々と情報共有しあったり、話し合ったりしましょうって事ができる機能もあるんです。
例えば「児発の施設、どこがいい?」とか、「どういう種類の施設に行ったらいい?」とか、なにか悩んでることがあったら、そういうトークテーマで同じような人が集まって話をする事ができます。
記者B.ちなみにその「トークルーム」っていうのはリアルタイムのチャットみたいな感じなんですか?
真喜志.チャットというより、Facebookとかでいうグループにみたいになるのかなぁと思うんですけども。
例えば、「こういう特性があってちょっとこういうところに困り感があるよ」って、だれかが話した時に、「じゃあじゃあこうしたら? ウチはこうしてるよ」とか、専門家がこうしましょうじゃなくて、同じ立場の人同士が言うことにもまた意味があるし、気楽に使えるのかなって思っています。
―将来は発達支援にまつわるすべての人をつなぐアプリに―
記者A.ありがとうございます。今回の質問では、伝えられなかった事とかなにか伝えときたい事とかありましたら、ご自由におっしゃって頂けたらありがたいのですが、どうでしょう。
真喜志.今ってその、このアプリをあくまで「親御さんとか保護者の皆さんが使ってもらう」ってだけの話をしてたのですけど、基本的にはこのアプリ自体はそうなんですけど、なんか僕らとしては、最初はこのアプリで、日本中の親御さんで一個、新しい居場所とかネットワークというかコミュニティが作れたらいいなって思ってるんです。そして、最終的にはその支援者の方とか、もしかしたらもう障害とか関係なく子育てしてるよって人とかも含めた「おっきいコミュニティにしたい」なっていう気持ちもあります。
最終的に僕らとしては、その「日本中の発達支援に関わる人みんながこの『テテトコ』ってものに繋がるところまでやりたい」が一番の目的です。その為に最初に親御さん同士ってちょっと一番身近な所からコミュニティを作っていけたらいいなあと思っています。
大曽根.そうですね、今の話にもあったんですけども、やっぱり、この発達に悩んでる人向けのサービスとか、商品を作ってる会社って結構世の中にたくさんあるんですけど、それをいま効率的に届けられる場があんまり少なかったりするので、こういうサービスをもっと知ってもらいたい人もどんどん参加していただけると、よりいいサイクルが生まれるなぁと思います。
―「話せる相手がいる」そんな場所づくりを目指して―
記者A.ありがとうございます。最後の質問になってしまいますが、この特集をご覧の皆様になにかメッセージがあれば、うれしいなと思ってるんですが、どうでしょうか。
真喜志.もし「周りでなかなか同じような立場の人と話せる機会がないなぁ」とか「ちょっと孤独感みたいなものがあるなぁ」とか、そこまでマイナスな気持ちじゃなくて「もっとママ友としゃべりたいんやけどな」みたいなぐらいのレベルでもいいんですけど、「繋がりみたいなものがあったらいいな」と思ってる人がいたら、気楽に我々のサービスを使ってもらえたらいいかなと思っています。
記者A.ありがとうございます。
大曽根.そうですねえ、もし、発達特性に悩んでる人がいて、本記事を読んでいただいてで共感していただけるのであれば、むしろご意見とか聞いてみたいなあと思っていまして、お気軽にご連絡いただけたら、なんかちょっとこのサービスを良くしていくような、アドバイスをいただけたらと思っていますし、本当に気軽にご連絡いただけるとうれしいなと思います。
記者A.ありがとうございます。
記者B.いや、これねえ、この間のニュースで、グレーゾーン境界知能の方たちがパーセンテージを見て、ちょっとびっくりしたんですけど、クラスに数名必ずいる。ますますこういうアプリって言うのが必要とされている。そういうお子さんを持っている方々とか親御さんとか悩んでいる人がいっぱいいると思うんですよね。
大曽根.多分、昔からいた数は変わらないんだろうけど、そういう検査とかいろんな体制とか、あとその発達特性に関する認知も凄く広まってきて、と言うところだと思うんですけど…。
記者B.そのまま大人になっちゃった人っていっぱいいると思う。こういうアプリって凄い。大事にと言うか、必要なものになってくると思いますねえ。素晴らしいです。頑張ってください!!!(一同ほほ笑み)
―自分の子育てに対して自信をもてる場にしたい―
真喜志.世の中にある発達支援のサービスってまあ、その発達支援の施設で何であれ、たぶん「ご本人にどういう風に、なっていってもらったらよいか」っていうのをやっていくためのものかなあって思っていて、親御さん自身の気持ちとか置かれている立場みたいなところにフォーカスしたサービスというのはあまりないのかなぁって思ってるんです。
たとえば児発とか放デイでもお母さんとかお父さん自身の話を聞いてもらうこと自体はできると思うんですけど、基本って多分、子どもの、じゃあ困り感をどうするかって言う話になるかなと思うんで…、我々はどっちかというと親御さんが「どういうふうに子育てをより前向きにしていけるか」というところのためのアプリだと思っていて、親御さんがそこが前向きに子育てに励めたら結果的にそうやって子どもにとって絶対いいことだと思います。
記者A.ありがとうございます。(一同「ありがとうございます」)
お知らせ
●「テテトコ」サイト
ペルオンとは?
ペルオンはホープグループ、ミッション株式会社を母体にしたペルオン実行委員会が制作してるポータルサイトです。
障害の当事者が作る当事者目線のサイトが作れないかと思い、サイトを立ち上げました。ペルオンという名前はPersonnes handicapées(ペルソンヌ・オンディキャピー)の略で、障害者仲間という意味からとりました。
当事者会・支援団体・家族・地域・職業・年齢などの枠を超えて、障害者に関係する全ての人が連携して、さまざまなことにチャレンジし、障害者の可能性を探ってまいります!
ペルオンに興味を持ったあなた!もうすでに、仲間なんです。
- トピックの分類
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●「障害」の表記について
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