2022年6月1日更新

大阪にゆかりのある選手に聞いてみよう!髙松佑圭選手-陸上(パラリンピック)(1/2)

東京パラリンピックではユニバーサルリレーで銅メダルを取るなど、ご活躍中のローソン所属の髙松佑圭選手へのインタビューです。スポーツの魅力や障害にまつわることなど、さまざまなことをお聴きしてみました。

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笑顔で対応してくださる髙松選手

記者.よろしくお願いいたします。まず出身地とか、自己㏚をすることをまず。陸上でしたよね?

髙松.はい。短距離です。100mと200mと400mを走って、主に400mを中心に走っています。

記者.この前の東京パラリンピックではどうでしたでしょうか?

髙松.400mと100m、そしてリレーに出ました。ユニバーサルリレーで銅メダルを取りました。

記者.ユニバーサルとは?

髙松.ユニバーサルとは、1走が視覚障害の人で、2走が切断または機能障害、3走が脳性麻痺、4走が車いすの人で構成されているリレーです。その3走で走りました。私は左の手がマヒしています。あとは大丈夫。1人100mで400mリレーです。

記者.タイムとか自己ベストとかは?

髙松.自己ベストは400mを1分5秒15です。

記者.髙松選手は大阪出身でしたっけ?

髙松.はいそうです。住之江区です。

記者.ずーっと住之江育ちですか?今は東京?

髙松.ずっと大阪市の住之江育ちです。

記者.キャリアというか、陸上を始められたのはいつごろからですか?

髙松.中学2年生です。

記者.このスポーツ、陸上を始められたきっかけとか何かありますかね?

髙松.陸上を始めたのは、中学生の時に運動していなかったので、運動してみようかなぁと思ったのがきっかけです。

記者.誰かに言われたとかではなく?

髙松.親に言われて。

記者.陸上はどうですか?楽しいですか?しんどいですか?

髙松.楽しいです(笑)。しんどい時もあるけれど、楽しみのほうが。はい。

記者.陸上の何か、楽しいところとか僕らにPRするとすればどこにありますか?

髙松.パラのリレーとか、見てほしいです。みんなに見てほしいです。それをみれば、パラの障害のこととかわかるかもしれないですね。

笑顔で対応してくださる髙松選手

記者.何かこう、これが得られるからやっているんだみたいなものってあります?何かこう、こういうものが好きとか。

髙松.私は主に400mを中心にやっていますが、私はそんなにスピード、瞬発的なところはないので、持久的なことしかないので、400mの持久的なところが好きだなぁという。

記者.持久的に、こう、伸びていく感じとか。

髙松.そうそうそうそう。

記者.今の目標とか、陸上のでも個人的なものでもいいのですが。生きがいとか。

髙松.目標は、大きな大会とかに出れるようにしたいのと、自己ベスト更新をしたい。まず、世界選手権。来年ですかね。

記者.例えば、競技していてライバルとかいらっしゃいます?あの人に負けたくないとか。

髙松.最近は、自分がライバル。昔は意識していたけど、なんか、意識する人がいなくなっちゃって。

記者.それはちょっとこう、寂しい感じ?

髙松.ええ、そうです。うん。

記者.ちなみに、周りの方の支援とか応援とか、協力とか感じることあります?どんな時に感じます?

髙松.支援はいつも、親とか周りのコーチとか、いっぱいしてくれていて感謝しています。また、試合のときとかですかねぇ。私は、試合の申し込みとか、最近インターネットでいろいろやることが多いんですけど、私そういうのがなかなかできないので、そういうのも親に頼むことが多くて、それとか支援していただいているので、そう感じたりします。

記者.今まで陸上やっていて、挫折したりとか、壁にぶつかったりしたこともありました?なにか自分で思い悩んだりしたこととか、経験をお聞かせいただければ。

髙松.あります。なにか、何年か前に、中国の大会で200m走って最後の5~10mあたりのところで、つまずいて、頭からこけてしまって、打撲をしてしまったんですよ。それで、しばらく、あんまり走れなかったことがあります。

記者.その間、ブランク…。

髙松.でも、秋ぐらいには走れるようになりました。

記者.その時、何か工夫とかされたことあります?そのとき。

髙松.リハビリ、治療を一生懸命しました。整骨院で治療をしてもらったり。

記者.だいぶつらかった?

髙松.痛かった。

記者.左のマヒされているところの障害が仕事でプラスに感じることとか、肯定的に思えることとか何かありますか?これでもいいんだと思えた自分とか。

髙松.当たり前のことなんだけど、ジャンケンするときに、普通の人はできるんですけど、私はチョキできなかったんだけど、今はできるようになって。ちっちゃいゴムボールを使って、リハビリとかをしてたら、ちょっとずつ動けるようになっていって。昔は動かなかった左手が、動くようになってきて。

記者.ああ、動くようになってきた。そういうことも、うれしい経験の一つ。

髙松.ええ。そうです。

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ペルオンとは?

ペルオンはホープグループ、ミッション株式会社を母体にしたペルオン実行委員会が制作してるポータルサイトです。

障害の当事者が作る当事者目線のサイトが作れないかと思い、サイトを立ち上げました。ペルオンという名前はPersonnes handicapées(ペルソンヌ・オンディキャピー)の略で、障害者仲間という意味からとりました。

当事者会・支援団体・家族・地域・職業・年齢などの枠を超えて、障害者に関係する全ての人が連携して、さまざまなことにチャレンジし、障害者の可能性を探ってまいります!

ペルオンに興味を持ったあなた!もうすでに、仲間なんです。

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