2019年12月26日更新

就労移行支援事業所のOB、kさんに聞いてみよう?! (2/3)

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インタビューに応えて下さるkさん(右)

聴き手.まぁ、でもね、動かんことには決まってなかったから、「嫌やぁー」とか言いながらもね、ちゃんと…。

K.F社ともう一つ受けて、受かったのがF社です。

聴き手.スーッといきましたよね。

K.F社の商品を持っていると言ったらすごい印象が良かった。

聴き手.どうだろ。F社の商品を持っているからって、入れてくれるとは限らへんからね。

K.でも、それ以外に入れる要素ないんですよ。良い要素。

聴き手.そうやって明るく、すごく笑顔でハキハキ喋るってところが、すごくプラスだったと思いますよ。

K.そうですか…よかったのか良く分からないです。

聴き手.そういうところ、分からないなら分らないなりに色々と、また自分なりにやっていってもらったらいいかなと。伸ばしていったらいいと思いますよ。

聴き手.そしたらKさんは、お仕事で、どんなところにやりがいを感じていますか?

K.えー?わかんない、急に言われても…(笑)。

聴き手.わかんない。そうだよね、確かにねー。まぁね、どこを頑張ってるとか、どんなことを気を付けてるとか、あります?

K.出来るだけ一日で終わらせるようにして、ミスをしないように心掛けてます。

聴き手.大事なことですよね。もし一日で終わらなかったら?

K.その時は次の方にバトンタッチが出来るので、そこは安心ですけど、終わらせなかったことに悔いを感じます(笑)。

聴き手.責任感強くなってる感じですね、よかった。ちゃんとね、そうやって責任感を持って仕事やっていただいてるようでよかったです。そしたらね、お仕事をしていく上で色々気を付けていることとか、例えば勉強とか何か、自分でこうやってやろうと…。

K.毎日毎日、工夫しています。

聴き手.そう、工夫。どんなことを?

K.無駄をせずに、時間を無駄にせずにどうやったら出来るかっていうことを考えている、つもりです。

聴き手.どんどん効率を上げていこうとか、そんな感じ?例えば封入とかだったら。

K.どうやったら早くなるかなーみたいな、自分で工夫しながらやってます。

聴き手.じゃあ、どんどん、一時間に何枚とかが増えていっている感じですか?

K.いや、こまかく数えたことないです(笑)。

聴き手.今度、数えてみたらいいかもしれないですね。

K.そうですね。そうしてみます。

聴き手.タイムとか。まぁ、タイムアタックじゃないけど、1時間に100枚できるとか知るのも良いかも。

K.でも私は…この時間に終わらせようって思いながらやってるので……で、終わった試しないです。大量にあるので。

聴き手.まぁね、いっぱいありますもんね。うん、わかりました。そうですね、そしたらKさんご自身が、障害があると診断されたのは、どんなきっかけでしたか?

K.どういう意味ですか?

聴き手.手帳をいつ取りました?

K.17歳のとき…。

聴き手.17歳のとき。なんで取りに行こうと思いましたか?

K.うーん…成り行きです。

聴き手.成り行き。

K.そうですね。3歳のときからお母さんが気付いてて、「行こ行こー」とは誘っててくれたんですけど、私がいまいちよく分かってなかったので、あとあと押して(どんどん時間が経ってという感じの意味)、17歳ギリギリで取りました。

聴き手.ギリギリで。そう、療育の手帳でとっていって。

K.17歳が最終だったので、ギリギリだったみたいです。((編集:注意)両者が諸事情で「ギリギリ」と語っていますが、療育手帳の取得期限が17歳というわけではありません)

聴き手.で、あの、高校まで通常に学校に通われていたんですね。で、卒業もちゃんとして、手帳も取って…大変なこととかはありましたか?

K.うーん…一個一個ついていくのが大変でした。

聴き手.授業とか?

K.授業は全然わかんないです。理解するのが大変なので…。

聴き手.そうなんだ。

K.だから友達に教えてもらったりして、それでテスト勉強を乗り越えてました。

聴き手.うんうんうん。その…友達とか、今でいうと職場の同僚とかには恵まれてると思いますか?

K.はい。仲良くしてくれています。

聴き手.ああ、いいですね。仲良くして、もう、みんなと仲良くして色んなこと頼ったりとか、遊んだりとか…。

K.お姉ちゃんと思える先輩がいるので、その人にめっちゃ頼ってます。

聴き手.まぁ、頼れる人がいるっていうのは、凄い良いことですよね。

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ペルオンとは?

ペルオンはホープグループ、ミッション株式会社を母体にしたペルオン実行委員会が制作してるポータルサイトです。

障害の当事者が作る当事者目線のサイトが作れないかと思い、サイトを立ち上げました。ペルオンという名前はPersonnes handicapées(ペルソンヌ・オンディキャピー)の略で、障害者仲間という意味からとりました。

当事者会・支援団体・家族・地域・職業・年齢などの枠を超えて、障害者に関係する全ての人が連携して、さまざまなことにチャレンジし、障害者の可能性を探ってまいります!

ペルオンに興味を持ったあなた!もうすでに、仲間なんです。

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