2019年7月19日更新

就労移行支援事業所のOB、Sさんに聞いてみよう?! (3/3)

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記者.この特集をご覧のみなさま、特に悩んでいる当事者の方へメッセージをお願いします。

S.障害者である以上、就職することに不安があると思います。 厳しい事を言いますが、障害者に対する理解の低い会社が多いです。私の会社の先輩が、有名な特例子会社の会社にいらっしゃったことがあったのですけれども、その会社ですらまったく我々の事を、障害者の事を理解してくれなかったということもあるので、期待しすぎない方がいいです。なので選んでる場合ではない。

「ここの会社だったらいけそうだ」と思うところがあったら、仕事内容で行けそうだと思うところがあったら、やってみてください。(企業の中に)飛び込んでみてください。 「あかん」と思ったら、ためらわずに辞めるべき。そして、いけると思ったら続けてください。それだけです。

私の場合は、正直言って運が良かった。でも、私の所では、上司が障害の事に理解があるかというとあまりない。そんな感じです。

記者.今回の質問では伝えられなかったことや、何か伝えておきたいことなどがありましたらご自由にどうぞ。

S.今、世の中は我々障害者に対して「手助けするべき」みたいな社会に変わってきています。だから絶望することはないです。とにかく前向きに頑張ってみてください。ただ、過剰な期待はしない。「親切にしてもらって当たり前」とは思わないようにしましょう。過剰に甘えちゃうと、我々のイメージダウンになっちゃうんで。気を付けてください。

記者.ありがとうございます。では、この辺でインタビューを終わらせて頂きます。Sさん、今回はありがとうございました。

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ペルオンとは?

ペルオンはホープグループ、ミッション株式会社を母体にしたペルオン実行委員会が制作してるポータルサイトです。

障害の当事者が作る当事者目線のサイトが作れないかと思い、サイトを立ち上げました。ペルオンという名前はPersonnes handicapées(ペルソンヌ・オンディキャピー)の略で、障害者仲間という意味からとりました。

当事者会・支援団体・家族・地域・職業・年齢などの枠を超えて、障害者に関係する全ての人が連携して、さまざまなことにチャレンジし、障害者の可能性を探ってまいります!

ペルオンに興味を持ったあなた!もうすでに、仲間なんです。

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