2019年4月19日更新
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就労移行支援事業所のOB、浦田梨佐さんに聞いてみよう?! (1/3)
就労移行支援事業所から就職されたOBの方に、仕事の辛いところや楽しいところ、うまくこなす技などのノウハウや、日常生活の工夫を尋ねてみる特集です。今回は就労移行支援事業所(HOPEオフィス北浜)のOBである浦田梨佐(うらたりさ)さんにインタビューを行いました。
記者.まず、お名前と現在のお勤め先についてお話をお聞かせください♪
浦田.浦田梨佐と申します。有限会社奥進システム(以下「奥進システム」)という会社で働いています。主にシステム開発とホームページ制作をやっている会社なのですが、私が担当しているのはホームページ制作です。今、入社して3年半が経ったところです。
記者.就職にいたるまでの経緯、たとえば就職活動。すぐ受験に合格したのか、時間がかかったのか、そういうことをお聞かせ願います。
浦田.就活は、やっていないのですけど。まずは、「奥進システム」に実習で行ったのです。実習は、雇用を前提とした実習ではなかったので仕事の体験をしに行こうかという感じだったのですけど。実習は7日間ありまして、最初は事務職の実習で行ったのですよ。事務職の仕事を体験したのが5日間で、あとの2日間でせっかくシステム開発会社に来たのだから、ホームページの勉強してみないかということで体験させてもらったんですね。その「ホームページの仕事だったら仕事あるよ」って話になったので、考えてなかったけど「やれるところまでやってみようか」って感じで、その先に進むことにしました。急だったので自分でもびっくりしています。
記者.今まで仕事してきた中で、やりがいを感じたこととかはありますか?
浦田.やりがいは、すごい長時間悩んだことが解決したとか、作ったホームページをお客様に「出来ました」って言って確認してもらうんですね。その時に、「すごいリニューアルする前と比べてよくなっている」と言っていただけたのがすごくうれしくて励みになりました。
記者.ちなみに今のお仕事はどうでしょうか。楽しいでしょうか?
浦田.仕事なのでしんどいです。健常者の方も仕事って、もちろんしんどいと思うんです。障害者って言っても、そのしんどさはあまりかわらないかなと思います。
記者.時間は何時から何時までですか?
浦田.8時半から5時半まで8時間勤務です。
記者.働いていてなにかコミュニケーションが難しいとかなにか弊害はありますか?
浦田.それは毎日感じています。人と関わることが苦手な特性があるので会社に行くだけで本当はしんどいですね。会社に行って毎日固定された人間関係の中で過ごすということが、まずしんどいので。
記者.それを3年間もの間、克服してきたっていうのは、3年間やられているっていうのはすごいなって思うんですけど。どういう風な取り組み方されてきたんですか。
浦田.そうですね。うーん。人と話す以外にも仕事ってあるじゃないですか。たとえばホームページのこの部分をつくることであったりとか。それをするために私仕事を任せてもらっているんだし、しんどいけど行かないといけない。お客さんも待ってるし、ということで――。
記者.責任感ですか?
浦田.そうです。責任感、使命感で動いています。
ペルオンとは?
ペルオンはホープグループ、ミッション株式会社を母体にしたペルオン実行委員会が制作してるポータルサイトです。
障害の当事者が作る当事者目線のサイトが作れないかと思い、サイトを立ち上げました。ペルオンという名前はPersonnes handicapées(ペルソンヌ・オンディキャピー)の略で、障害者仲間という意味からとりました。
当事者会・支援団体・家族・地域・職業・年齢などの枠を超えて、障害者に関係する全ての人が連携して、さまざまなことにチャレンジし、障害者の可能性を探ってまいります!
ペルオンに興味を持ったあなた!もうすでに、仲間なんです。
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