2019年3月26日更新

疾風のごとく駆け抜けるりぼん社の障害者運動奮闘記!小林敏昭さんにインタビュー!!! (1/3)

今回は、出版社、りぼん社をご紹介いたします。障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう」を38年にわたり出版し、その後障害者問題を取り上げた同人誌「季刊しずく」の発行や、絵本の出版などを行っている出版社です。そんなりぼん社のさまざまな魅力をお伝えできればと思います。今回はその中心人物、小林敏昭さんが様々な思いや魅力を語ります。

気さくに話をして下さる小林さん

Q.まずは、簡単に自己紹介とお仕事(りぼん社での活動)の紹介をお願いします♪

A.1951年生まれです。主に、障害者問題をはじめとする社会的な課題に積極的にコミットするための同人誌「季刊しずく」の発行や、障害児教育創作教材の絵本や人権啓発の絵本の出版などを行っています。そのほか色々な現場に赴き、障害者の運動に携わる活動をしています。

Q.お話いただける範囲で結構ですので、お仕事(りぼん社の活動)を始めたきっかけや今までの道のりを聞かせていただけますか?

A.1970年、万博の時であり、日米安保が改定される、70年安保の時に大学入学で大阪に出てきました。そんなに僕は学生運動というのは活発にはやらなかったけれども、デモの端っこの方にいるような。そういう時代背景があって、そんな中で障害者の人たちと出会うんですね。障害者の人たちというのが日本脳性マヒ者協会「青い芝の会」という。当時過激な当事者団体ということで名が通っていたのです。

1970年に神奈川県の横浜で母親が自分の2歳の子供を絞め殺す事件がありました。そのあと世間が、どう対応したかというと、母親も犠牲者だと。施設が足りていない、福祉制度は整っていない、だから追い詰められて、自分の子供に手を出したんだと。母親の刑を軽減してほしいという減刑嘆願運動が起きた。手をかけたのは確かに悪いけれども社会の所為、貧困の所為でこうなったんだと。今でも同じような事件が起きるたびにこういうことがある。

それに対して、殺される側から「親の刑を軽くしようという運動はおかしいのじゃないか」と。「障害を持っている殺される側に立ってほしい」ということで、おそらく日本で初めて、殺される側から当事者が告発をした。それが「青い芝の会」。で、ものすごく大きな衝撃を社会は受けた。そういう時代。それが最初の僕の障害者との出会い。彼らの主張に打ちのめされて、これまでの生活の体験を振り返ってみると障害者の方との出会いってそれまでほとんどなかった。そういうことに気づかされた。それからこの世界にどっぷりハマるきっかけとなったんですよね。

季刊しずく

Q.以前、障害者問題総合誌「そよ風のように街に出よう(以下「そよ風」)(※2017年に終刊した)」という雑誌を作られていたとお聞きしました。どんな雑誌だっだのでしょうか。

A.「そよ風」の雑誌は38年間ずっと副編集長を務めていた。編集長はパソコン全然触れないし、死んでしまったから悪く言っちゃいけないんですけれども(笑)、とても我が道を行くタイプだった。その分、魅力があって、いろんな人を引き付けたんだけれどもね。彼が不得手な分を僕が全部補うような形でね、やってきたんです。

「そよ風」の雑誌というのは、一つは障害者に地域で生きるためにはこういう制度がありますよとか、こういった団体に逢いに行ったらいいですよとか、近くにこういう友達がいますよとか、障害者にまず、情報を与えたい。もう一つは、世の中に対して、障害者はこういう思いでいますよ、こんな生活をしていますよ、施設の中でこんなに大変なんですよみたいなことを知らせていく。この2つが柱だったんですよね。その二つの柱は、今は、障害者自身が担い始めている。以前よりは町でもたくさん見受けるし、障害者団体が駅前の一等地に事務所を構えていたりしているところもある。そういった意味では、障害者自身が以前よりは全然発言力を持ってきた。「そよ風」を出していた頃には全然なかったけれども、今はそうなってきた。

なので、我々があえてね、彼らになり代わって2つの柱でやりましょうという時代ではなくなってきた。という判断です。読者数も減ってきたし。じゃあ、この辺でもうやめようかということになって落ち着いていった。

その話を決めた後で、一昨年、相模原事件が起きた。重度重複の障害者が19人殺された。それが終刊を決めた後で起きた。どうしようかという話になったけれども、とりあえず終刊はみんなにもう知らせているし、終わろうと。でもまぁ、新しい何かで、以前のようにお金をかけずに、みんな大分年もとってきたし、自分たちのペースでゆっくり情報発信できるようなものを創ろうかなあということで、「季刊しずく」が出来た。

色々な人の思いがここにこもっているんです。

ペルオンとは?

ペルオンはホープグループ、ミッション株式会社を母体にしたペルオン実行委員会が制作しています。

障害の当事者が作る当事者目線のサイトが作れないかと思い、サイトを立ち上げました。ペルオンという名前はPersonnes handicapées(ペルソンヌ・オンディキャピー)の略で、障害者仲間という意味からとりました。

当事者会・支援団体・家族・地域・職業・年齢などの枠を超えて、障害者に関係する全ての人が連携して、さまざまなことにチャレンジし、障害者の可能性を探ってまいります!

ペルオンに興味を持ったあなた!もうすでに、仲間なんです。

トピックの分類
精神障害の仲間
発達障害の仲間
知的障害の仲間
身体障害の仲間
その他の仲間
当事者
家族
支援者
医療従事者
研究者

「障害」の表記について

当サイトでは、「障がい者」を「障害者」と表記しています。

「障がい者」という表記の場合、音声ブラウザやスクリーン・リーダー等で読み上げる際、「さわりがいもの」と読み上げられてしまう場合あります。そのため、「障害者」という表記で統一をしています。

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