この当事者会に注目!!
第1回 発達障害当事者グループ「グループそのまま」 (3/3)

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Q.会の特徴的な点とか、特に変わった点とかはあるの?

A.「グループそのまま」の特徴は、なんといっても、ゆったりしてて、受容的雰囲気があるところです。ワークの参加者によって、その時その時の個性はでますが、場がこなれてくると、大体、ゆったりと、みんなを受け入れた雰囲気になることが多いです。

「ファシリテーター研修」「アクティ部」の存在も独特かもしれませんね。「ファシリテーター研修」は、エンカウンターグループの流れを整える役である「ファシリテーター」を実際のワークの中で体験し、更にメンバーからのフィードバックの時間もしっかり取って、ファシリテーター技術の向上を目標にしたワークショップです。こうした経験も、自信を高めることや、他の人とコミュニケーションをとるときのコツの習得に役立ちます。また、その中から私たちと一緒に世話人として活動してくれる仲間が増えてくれたら嬉しいな、と思っています。

「アクティ部」は、ワークに参加したことのある方限定のイベントです。普段のワークは、ずっと座ったままで「きく」「はなす」が主になりますが、アクティ部では、ハイキング・ものづくり体験・社会見学・ピクニックなどさまざまなアクティビティを通して、五感を使った体験を大切にしています。人数限定先着順にはなりますが、「おでかけしたいけど、ひとりではちょっと…」と不安になっている人も、「みんなと一緒にすごしたい」と思っている人も、よかったら一度試してみてください。

Q.「発達障害の当事者会に参加してみたいけれど、初めてで怖くて、なかなか踏み出せない…」 という当事者さんも多いと思います。 そんな当事者さんに向けてメッセージをお 願いします。

A.そうですよね、初めてのところには不安が大きくて最初の一歩を踏み出しにくいこともあると思います。

運営上の工夫のところでも述べましたように、最初に決まりごとや、タイムスケジュールを説明いたしますし、それらをレジュメにしたものも配りますので、目でも確認できるので安心です。

また、一度参加された後、ワークのご案内をメールで差し上げることはありますが、無理な勧誘など一切いたしません。二回目以降も、また参加してみたい、と思われた方が、ご自分で申込みしていただく形式です。

グループの決まりで、メンバーのみなさんには、お商売や宗教などの勧誘も一切禁止していますし、攻撃的な言動も控えていただいてます。トラブルが起こらないように、環境を整えていますので、ご安心ください。

ご自分の性格とグループの性格の相性もあります。少しでも気になったら、実際に一度体験して、肌なじみを試してもらえると嬉しいです。

Q.最後に、当事者のみなさんに伝えたいメッセージや語り残したことがあれば、どうぞ。

A.人はみんなそれぞれに、その人が現世で活かせる力を潜在的に持っています。生きづらいのは、あなたがダメなのではなく、いろいろな出来事があって、その力が埋もれてしまい、アクセスできないからです。自分の中にある力につながる声を聞く道や、他の人にそれを伝える道や、他の人から応援してもらう道が塞がってしまってる状態なのです。「グループそのまま」の活動は、そんな詰まりの解消のきっかけになることを目指しています。あなたに、もともとある力を生かして、自分の力で、生き生きと生きてほしい。そのための一歩を、まず一歩だけでも踏み出してほしいと思っています。いつでも、応援しています!

長文を最後までお読みくださって、ありがとうございました。

お知らせ

●発達障害当事者グループ「グループそのまま」のサイト

https://gsonomama.com/

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ペルオンとは?

ペルオンはホープグループ、ミッション株式会社を母体にしたペルオン実行委員会が制作してるポータルサイトです。

障害の当事者が作る当事者目線のサイトが作れないかと思い、サイトを立ち上げました。ペルオンという名前はPersonnes handicapées(ペルソンヌ・オンディキャピー)の略で、障害者仲間という意味からとりました。

当事者会・支援団体・家族・地域・職業・年齢などの枠を超えて、障害者に関係する全ての人が連携して、さまざまなことにチャレンジし、障害者の可能性を探ってまいります!

ペルオンに興味を持ったあなた!もうすでに、仲間なんです。

トピックの分類
精神障害の仲間
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「障害」の表記について

当サイトでは、「障がい者」を「障害者」と表記しています。

「障がい者」という表記の場合、音声ブラウザやスクリーン・リーダー等で読み上げる際、「さわりがいもの」と読み上げられてしまう場合あります。そのため、「障害者」という表記で統一をしています。

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