2021年1月5日更新
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こう太のアニメーション見聞録
こう太さんが観た国内外のアニメーションの中で、何らかの魅力を感じた作品を紹介してくれるコラムです。
第1回 「ある一日のはじまり(When the Day Breaks)」
監督、アニメーション:ウェンディ・ティルビー & アマンダ・フォービス
企画:ウェンディ・ティルビー
製作:NFB
1999年、カナダ。

冒頭の一コマより
今回から、こう太がちょっとしたアニメーションで面白かった作品、印象深い作品などを紹介していこうと思っています。
今回の作品は「ある一日のはじまり」というカナダの短編アニメーションです。ウェンディ・ティルビーとアマンダ・フォービスがつくりました。
ロトスコープ(実写をトレースする方法)の一種で作られている作品です。具体的に言うと、たくさんの写真を撮影して、それに豚さんなどの作画を施して、撮影してフイルムにしています。
まるで現実の一コマのように、「動く」アニメーションです。作画がきれいなのでフィルムやDVDで観ることをお勧めします。
豚さんやニワトリさんに例えて、現実の都会の朝の一コマを映し出しています。一人一人は例えば、このマンションのようにつながりを持って生活しているのですが、実際の生活にはそのようなことはお構いなしで、自由で無関心な感覚。その雰囲気を実によくとらえている作品だと思いました。人は、その人の人生の中では主人公であり、考えや個人的な事情もある。そして、過去があり現在がある。それが途絶えるということは、とても衝撃的なことだ。でも、それは他の人にとっては、些細な他人事なのかもしれない。そんな私たちの生活自身を映し出している作品だと思いました。奥が深い。

(国際アートアニメーションインデックス~広島国際アニメーションフェスティバル傑作選 Vol.5に収録)
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こう太
大阪市内在住。子どものころから、時々ちらちらとアニメーションを見ています。
発達障害と鬱傾向がありますが、今は無理せず、いろいろ好きに生きていると思います。
このコラムでは、短編中心にのんびり面白かった作品を紹介できればと思っています。

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障害の当事者が作る当事者目線のサイトが作れないかと思い、サイトを立ち上げました。ペルオンという名前はPersonnes handicapées(ペルソンヌ・オンディキャピー)の略で、障害者仲間という意味からとりました。
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